エレファント40000(2002年製)
名称/型式:エレファント40000 全長:468mm 銃身長:340mm 装弾数:1発
ゴム銃のページ40000人目の訪問者にプレゼントされた「エレファント40000」。リボルバー拳銃を彷佛させるフォルムと
蛍光色のフロントサイト(照星)が特長。銃身の下側に装填するため、弾道が下に向く事を計算に入れてかなり銃身にパース
を付けてある。高速、ストッピングパワーを期待してロングバレルを採用。ハンタ−工業伝統のクイックローディングで速射性
も備えている。
メインフレームとグリップフレームは1枚板。グリップ部は中板と表面の合計5枚の板で構成されている。
切出しナイフとサンドペーパーの作業を終えてからグリップにチェッカリングを施す。
グリップは中央の木ネジと上部の真鍮ピンで固定される。ピン受けの穴は貫通していない(写真左)。
銃身は3枚の板の張合わせ。木工ボンドが乾燥するまでは、輪ゴムを使ったバイスで絞める。
パースのついた銃身の先端には、フロントサイト(照星)とホールドグルーブを兼ねる蛍光アクリルの
パーツが使われた。
図面に正確に合わせて曲げられた真鍮製のトリガーガード。グリップフレーム内には鉛のバラスト。
焦げ茶のステインにブラスパーツが映える。アルミアングルから削り出したリアサイト(照門)。
釘の果てまでカウントすると34のパーツで構成されている。
仮組立てをして動作確認。再度解体して塗装。グリップは入念な4度塗りのニス仕上。
塗装完了後に正確に取り付けられたフロントサイト。下の溝がホールドグルーブ。ヒンジピンは真鍮。
ボディの浅い溝に嵌め込まれて、ネジ止めされたリアサイト。銀のアルミと蛍光ピンクのコントラスト。
照準装置を確保するため銃身のアンダーサイドに装填する構造。象の口の様な装填口が名前の由来。
完成1週間後にリアサイトを調整可能な機構に変更。蝶番で連結されたサイトは、アルミ製のスライドの
位置により高さが変えられる。蝶番の上に付けられたプラ板がスプリング。照準精度は抜群に向上
適合装弾:#16 素材:朴・桧・鉛・真鍮・蛍光アクリル・ステンレスバネ・アルミアングル
オイルステイン・水性ニス仕上
制作者:中村光児(東京都)