LEM0702G(ガトリング銃) 2007年製

販売用のローコストモデルのハンド・ガトリング銃の試作品。テレビや展示会で人気のMR-2
よりもコンパクトにし、製作コストを抑え、発射機構を簡素化するため△翼連発機構を採用。
スリム化のため前方の(ドラム)軸受けは取り付けていない。片持ち構造のため、軸ぶれを
少なくする構造に傾注しているのが特長。


6本の銃身のドラムをスリム化するためにトリガーは△翼後方の銃身の最後尾に置き、機構
のスリム化を計ってある。フレームに固定された「く」の字に曲げられたワイヤーが通過し
てくるトリガーローラーを押し上げることにより輪ゴムが順次発射される構造。




ドラム前方の軸受けを無くした片持ちになっており、ぶれを少なくする軸の構成に配慮がなされている。


回転ドラムを支えるシャフトは、2重構造でアウターはドラムを支え、インナーが回転を伝える。


回転ハンドルはサイド、リヤの何れにも取り付けられる2ウェイ式。ハンドルは逆回転防止の構造。



バレル単体で見るとシンプルな回転翼式連発構造であることがよくわかる。


堅牢な△翼が確実に制御され高速の発射にも正確に作動する。


トリガーを押し上げる発射装置の要、ガイドワイヤー、フリー時の△翼ガイド。


トリガー後端には、円滑に作動するようにトリガーローラーと名付けられたローラーが着いている。
このローラー部がくの字型のガイドワイヤーにより撃発位置に押し上げられる。


三脚に固定する場合は、リアのハンドルが引き出せる。細部にも作者のこだわりが・・・。


心憎い2ウェイのハンドルポジションを可能にした傘型歯車。底部にはカメラ用三脚のネジ穴。


上部のハンドルも射手の構えに合わせて90度回転できるユニバーサル構造。

名称:LEM0702G(ガトリング銃)
全長:500mm(ハンドルを含まず、後方グリップ収納時)
銃身長:300mm 全高:210mm  全幅:130mm(回転ハンドル含まず)
適合装弾:オーバンド#16(オーバンド以外は不可)
装弾数:1銃身8発×6=48発(アメ色は各6発、36発)
材質:けやき材、アガスチ材、ブナ材、ラジアタパイン丸棒、ラジアタパイン集成材、
  樫丸棒、黒檀板、シナベニヤ、SUSバネ鋼、真鍮丸棒、真鍮板、SUSパイプ、
   ステンレス板、真鍮スペーサー、ナット、ビス、ワッシャー、木ネジ
  傘歯車(ジュラコン)、蝶ナット
処理:オイル仕上げ(ナチュラル色)
製作期間:1.5ヶ月

一杉洋之(神奈川県)