Machine Pistol-60 SideWinder (2007年製)
名称:Machine Pistol-60 SideWinder
制作者:中村光児(東京都) 所蔵:森澤嘉昭氏
作者の勤務先、株式会社モリサワの60周年を記念して制作された60連発マシンガンMP-60。
同社の主力商品*MORISAWA PASSPORT(写真左下)を意識した配色とMPというネーミング。
基本設計はSRBG2007SideWinderと同様の電動ストリングリリース。塩ビの水道管を使った
エンジンのジョイント部とワインダー本体はつや消しの白で塗装されている。
サクラ材を使った木製フレームに銃身軸、ストリングガイド、駆動プーリー、ワインダーが
並んでいる。垂直フレームは射手の視界を良くする為に洋梨型に削ぎ落としてある。
着脱式のフォアグリップはサクラ材の表面にケヤキを貼付けてある。真鍮ピンと化粧ネジで固定。
パイプ状のブナ材を二重にしたバレルは、芯材を突き出すことで装填を容易にしてある。スト
リングの巻き始めは、バレルに空いた穴に差し込むだけの簡便な構造。
螺旋状のホールドピン60本に巻き終えたストリングを、鋼のクリップに仮止めして装填。
フル装填したバレルを本体にセット。ストリングをストリングガイド経由でワインダーへ。
ワインダーにもストリングの端を差し込む穴が空いている。このガイドのポジションが絶妙。
透明シールに印刷して貼付けたネームプレートと諸元表。
エンジンとフォアグリップを外し、工具箱を流用したキャリングケースに収納する。ケースには
この他に充電用ACアダプタ、オーバンド100gパッケージ2つを入れる事ができる。
前作のノウハウを活かし約2週間で完成。しかしこれも狭いながらも常設の作業場があってのこと。
SRBG2007SideWinderとの比較。全体にひと回り小振りでスマート。
ワインダーやプーリーもコンパクトで、ピンの密度が低いため発射速度は、
600発/分(10発/秒)程度。
このモデルは、2007年6月23日、沖縄で実施さ
れた株式会社モリサワ60周年記念式典で、同社の
森澤嘉昭会長に謹呈された。
全長350mm 銃身長125〜180mm 全高195mm
素材:サクラ材、ケヤキ材、塩ビパイプ、8mm長ネジ、6mmロングボルト、5mm長ネジ、アルミプーリー
エンジン:株式会社高儀 EARTH MAN SELIES CODRLESS DRIVER C-20
仕上:塩ビ部、白色つや消しラッカー 木部、チークオイル
適合装弾:オーバンド16アメ色 装弾数:60発