Marshot-01(2007年製)

この作家のデビュー作は、ハンター工業のST2003FRを参考したというが、出だしから筒状の銃身、
がっちりしたターゲットグリップなど個性豊かな作品となっている。


ホールドグルーブはマイスター型だが、筒状の素材の補強の為に糸が巻いてある。


パーツの接合部や回転部品の軸には爪楊枝を多用し、素材の風合いを損ねない配慮が感じられる。
ブロックから削り出したバルサのグリップやトリガーガードにも作者のこだわりが濃厚。


バレルの後方に延長された、可変式照準器。後端にヒートンを応用したピープサイトが見られる。
公式戦デビューが待ち遠しい。

名称:Marshot-01
全長:445mm  銃身長:290mm 全幅:40mm  重量:75g
適合装弾:オーバンド#16  装弾数:1発
材質:アガチス、バルサ、木製パイプ(木種不明)、爪楊枝

波多野秀俊(埼玉県)



Marshot-02(2007年製)

デビュー2作目はいきなりユニークなデザインのコインペンドラム銃。バルサブロックに
瞬間解放のパーツを埋め込んだ印象。


カモノハシの様な扁平で幅広の先端部とピン型ホールドフックを採用。


円滑なリリースやや問題があり、改良の余地があるという。


それにつけてもユニークな姿。このアングルでは何をする道具かわからない。

名称:Marshot-02
全長:115mm  銃身長:137mm 全幅:40mm  重量:25g
適合装弾:オーバンド#16  装弾数:1発
材質:アガチス、バルサ、爪楊枝

波多野秀俊(埼玉県)