SRBG2002 SUPER TARGET(2002年製)

久々にSRBGの名称を冠したハンタ−工業の力作。2002年の仕事始めに精密射撃に執念を込めた気迫が窺われる。


重たい用心鉄を装着しても自立しているグリップユニット。秘密は内蔵の鉛板。金属銃身とのバランスは抜群。


磨き抜かれた用心鉄。こだわりの第一章。


機関部は朴の薄板に守られ、確実な射撃に備えて息づいている。


メインフレームはそれ自体ナイフの様な鋭気を放つ流線形。


1981モデル以来の伝統のクイックローディング式の精密な機関部。


トリガーユニットは2ミリの真鍮板を3ミリの朴材で挟んだサンドイッチ構造。ここだけで11のパーツを
組み合わせてある。瞬間接着剤浸透法で繊細な木部の強度も確保。


ゴム銃の心臓部、ホールドフック。先鋭で且つ弾丸を傷つけず滑らかなリリースの要求を満たした。


ステンレスバネの軽やかな牽引が射手に心地よい緊張感を与える。


そして頑強な用心鉄は限り無い安全性と信頼の象徴。機関部を完璧にガードする。


用心鉄はメインフレーム内部でグリップと一体化。


ホールドフックは照準にも活用。同じサンドイッチ構造のバレルから突出するホールドグルーブは
弾丸の幅を一定に保ち、抵抗価を局限まで軽減する。苛酷なまでに射手の技量を要求する所以である。


試みにX線写真風の画像を付け加えてみた。



名称/型式:SUPER RUBBER BAND GUN 2002 SUPER TARGET MODEL
全長:498mm  銃身長:380mm  装弾数:1発
適合装弾#16  素材:朴、桧、真鍮、ステンレスコイル
制作者:中村光児(東京都)