SRBG2003FR-A(2003年製)

2003年、秋の関東地区大会に向けて自己記録を更新すべく企画された瞬間解放式の入魂の1挺。


銃身は20mm×5mmのアルミ板。ホールドグルーブはバスマウス。トリガーとホルドフックもアルミ製。


トリガーガードは頑強な真鍮製。金属パーツの削りに時間を要したがパーツの少ないシンプル設計。


心材に朴、両サイドに桂を使ったグリップは右利き専用の深いサムレストが彫り込まれている。


更にグリップ内部に85gの鉛板が埋め込んであり、アルミ銃身とバランスをとっている。機関部は
オーソドックスな瞬間解放式構造。フックは、水平まで寝る。トリガーの引き尺は非常に短く軽い。


やや後傾のポジションをとるフックは確実にゴムをホールド。トリガーガードは三日月形でシャープな印象。


フレームも銃身も5mm厚で、本体は15mmの細身だが、グリップの最大幅は25mmで安定した挙(きょ)銃ができる。装填の邪魔に
ならなうようにフレームの前半は大きく削られ、銃身を露出させている。


競技銃として全国的に主流になりつつある瞬間解放構造搭載のSRBG2003FR-A。好記録に期待したい。

名称:SRBG2003FR-A
全長:374mm  銃身長:250mm  重量:236g  適合装弾:No.16  装弾数:一発
素材:アルミ、朴、桂、真鍮、押しバネ、引きバネ   仕上:油性ウレタンニス+蜜蝋仕上げ
制作者:中村光児(東京都)