SRBG2006FR(2006年製)

2年半ぶりにハンター工業が発表した射撃銃、SRBG2006FRは第3回全国大会に向けて開発された。


グリップは、直径5mmの鉛玉18個(約13g)で微妙にアルミ銃身とのバランスをとってある。


高さ30mmのフレームにコンパクトに収まった機関部には主としてアルミを使った金属部品が多用されている。


トリガーで押されたスライダーが、グリップの上を前進し、ホールドフックのロックを解除する新型瞬間開放式。


極一部しか接着剤を使わず、バラバラに分解が可能。 トリガーガードは竹製でトリガーをガードしきれない?。


高速艇の舳先のようにシャープなノーズ。ホールドフックも精度をあげるために舟形に削られている。


フレーム先端部とグリップ後端には、若干の補強とアクセントのために紫檀材を挟み込んである。


銃身との角度を寝かすことで片手で自然に挙銃したときに手首の延長に射撃線が来る設計となっている。


グリップ左には浅めのサムレストが掘られており、トリガーの位置も慎重に射手の指に合わせてある。



旧主力競技銃SRBG2003FR-Aとの比較。全体にスマートになり全長は19mm短いが、銃身長は逆に60mm長い。


2006FRのグリップは上部が細くなり、角度は5度寝ている。


2006FRで最後端に移動したホールドフックはV字にカットされており、2003FR−Aより精度を追究してある。

名称:SRBG2006FR
全長:355mm  銃身長:310mm  全幅:24mm  全高:120mm  重量:175g
適合装弾:#16  装弾数:1発
素材:朴、桂、紫檀、竹、アルミ   塗装:油性ウレタンニス、水性ラッカー、蜜蝋

制作者:中村光児(東京都)