SS-003 刃 [Blade](2005年製)
発注者の大野氏のシューティングスタイルに合わせて設計されたSS-003 刃 [Blade]。常時左手で保持し
装填と射撃は右手というフォームで使える事とシャープな弾道を要求されたという。
ホールドフック周辺の木材の形状は前作SS-002をもとにさらに装填易さを発展させた形状。
ホールドグルーブ(ノーズを含)及び、リリーサーには2mm厚の真鍮板材を使用。バレルの5mm
厚のアルミもノーズ付近は斜に角を落として滑らかな形状にしてある。
重心をトリガーガードの前方に設定すると共にグリップフレームはパンチングで軽量化を図った。
試射の結果は上々。シャープでキレのある弾道とかなりの集弾性が確認されている。
左手保持を意識した大振りのフォアグリップが全体を力強いフォルムにしているが、発注者は
シャープな弾道とアルミバレルからイメージして「刃 [Blade]」と命名した。
全長420mm、銃身長290mmは、近年小型化が進む業界にあっては異彩を放つハイパースタイルといえる。
全長:420mm 銃身長:290mm 全高:140mm 全幅:30mm 重量518g
装弾数:1発 適合装弾#16
素材:アルミ板材、真鍮板材、桜材、樹脂含木材(丸棒)
制作者:増田 魚(東京都) 所有者:大野 守