Paconta Tammary 8000(2005-06年製)

2005年クリスマス記録会ででデビューしたTammary 8000 Paconta Special
(Beretta 8000 Cougarのシルエットモデル)。
2006年暫定1位をマークした競技用瞬間開放式単発銃。木取りと製作の容易さを実現するため、単純な
直線形状が選ばれた。グリップはアルミ製ガバメント用の適用により、内部ウエイトを省略しながら、
重量感あるモデルに仕上がっている。


機構はシアを有する瞬間開放式。トリガーガード、パームレストを分割した構造とし、30mmと45mm
幅のアガチス材だけで基本構造が制作できるように設計されている。

初号機は、2005年第7回関東地区射撃大会の景品として、短銃身型が製作された(マークスマン氏所有)。
続いてPaconta Factoryのゴム銃のブログ10000ヒット記念としてブラック氏にBlack Specialが
進呈された。


以後賞品として提供されたほか、Franco氏を通じ、ドイツへも輸出された。Tammary 8000は、
簡単に作れる構造とオープンソースの方針で図面が公開されていることにより、愛好家が増えている。

以下、さまざまなTammary 8000 OEM作品を見ていこう。

2006年6月、練習記録会でずらりと勢揃いしたTammary 8000シリーズとOEM銃。
船橋支部の松川氏は、この日なんと20挺も持参。



愛知県武豊町支部長ダボ爺氏の作品。左はPaconta Factoryでは省略した、オリジナル銃のグリップ
後部の食い込みを再現。右はフレームのR切り込みによってアクセントをつけている。


茅ヶ崎支部長増田氏の作品。


フレーム後部がPF製よりも長いのは、コインペンドラム速射用にリアフックの段差をなくす工夫。


イワン氏の作品は4種類の木材を使い、木材本来の色を活かしたカラフルなゴム銃である。

HTIおじさんの作品は、グリップの木目が美しい。

同じ基本構造でありながら、ちょっとした工夫で、どれも個性的な作品に仕上がっていておもしろい。


名 称 :Paconta Tammary 8000
全長:mm  銃身長:270mm  全幅:27.5mm  重量:220g
適合装弾:#16  装弾数:1発
素材:アガチス、シナ合板、真鍮棒、バネ、ねじ。水性ニス、水性アクリル系塗料
制作者:寺澤 禎則(東京都)