機関銃トーバス(2008年製)

斬新な発射方式を採用したアルサー社のマシンガン、機関銃トーバス。一見がトリング風だが・・・。


8本のバレルに各25発,合計200発が装填され、ハンドルの回転で凧糸が巻かれ連続発射される。
ストリングリリースの一種だが、「紐式・多銃身回転型」と命名された新方式。


1本のバレルを視ると、何とも簡便な仕組み。板に凧糸を巻き、その上から装填。巻いては装填。
30センチ物差しと凧糸があれば、即、連発銃ができてしまう。ネタ元はYouTubeというが・・・。


1本のバレルの全弾を打ち尽くすと、凧糸は次のバレルを発射位置に引き寄せる。


ハンドルを回すと凧糸は銃の中心線を通る小穴を経由して後端の糸巻きに巻き取られるので、
射軸は常に銃の中心になる。


この手の弾幕型の銃には珍しく照準点が明瞭。  回転軸は金属パイプ。その下に見える蝶番
で取り付けらた板状のパーツはバレルの回り過ぎを制御している。


銃の下方に取り付けられたフォアグリップは手持ちを安定させるほか、カメラ用三脚への取り
つけにも対応している。

ドットデルやサイドワインダーなどのピンフックを採用したストリングリリースにみられるジャム
が皆無で、銃身長も一定。三角回転翼バレルやMR3ガトリングのような精密な加工技術も必要と
しない画期的な機構は秀逸。この構造は今後のマシンガンの主流になるに違いない。

名称:機関銃トーバス
全長:570mm  全高:180mm  全幅:145mm
材料:6mmヒノキ、10mm合板、パイン材、ラミン材パイプ 樫 6mmボルト、木綿糸10号、蝶番
適合装弾:オーバンドカラー16番 装弾数200発
発射方式:紐式・多銃身回転型
浅野純一(大阪府)