Tommy0501ストライカー(2005年製)

2005年9月、ボーイ製作所の長距離精密射撃宣言に刺激され2メートルでMBを外さない精度を目指して
開発されたのがこのモデル。


機関部には確実な作動が定評のキュロハウスタイプを採用。外見ではわからない精緻な構造。


ピンタイプのホールドフックは照準時に射線に入らないローポジション。バレル先端には、短い
銃剣を思わせる金属製のジョーが取り付けられ、ミスロードを防いでいる。


流れるようなラインを持つグリップ。グリップ
フレームを包み込むような一体加工で成形。

作者はこのモデルを2007年10月現在までMBとFSの公式競技に臨んでいる。公式競技の静標的には
完全な信頼度があるという。失中がある時は、装弾に問題があるとか・・・。練習では、FS連続
120発の実績がある。

名称/型式:Tommy0501ストライカー
全長:340mm  銃身長:300mm  全高:120mm  全幅:30.5mm  重量:112g
適合装弾:オーバンド#16 装弾数:1発
素材:アガチス、ヒノキ、ステンレス丸棒(前後フック及び稼動部支持)アルミ板(バレルガイド)
塗装:本体/ウレタンクリアー、バレル/ラッカー(艶無黒)、グリップ/オイルフィニッシュ
発射機構:瞬間開放

制作者:広瀬友之(群馬県)



Tommy0502サイドシューター(2005年製)

静標的用のストライカーに対しCP用に2005年9月に開発した短銃身横掛けモデル。それまでの銃を
寝かせて撃ったところ、装弾がフリスビー状の飛翔をすることに着目、このモデルの開発に至った。


こちらも機関部には確実な作動が定評のキュロハウスタイプを採用。ミッドシップバランスに成功。


機関部は上面のカバーで閉鎖され、上から見ると小さな航空母艦のようなフラットな外観を呈する。


バレルは交換式で試行錯誤の末、現在はフロントローラータイプのMK4が装着されている。(写真左)
写真右が歴代のバレル。手前のMK2が安定しているが、フリスビー効果が高いのは奥のMK3。


開発当時の同モデル。この時のMK1バレルは現存しない。

2007年の第4回全国大会などでは、横掛けの銃を使う選手が複数見かけられたが、この作者は2005年当時、
先駆的にこのタイプの開発に成功していた。優れた弾道をもつ横掛け式は、今後、ますます採用する選手が
増えることが予想される。

名称/型式:Tommy0502サイドシューター
全長:225mm  銃身長:183mm  全高:118mm  全幅:40.5mm  重量:108g
適合装弾:オーバンド#16 装弾数:1発
素材:アガチス、ヒノキ、ステンレス丸棒(稼動部支持)アルミ板(バレルガード、リアサイト)、ナイロンローラー
塗装:本体/ウレタンクリアー、上部カバー・サイト板/ラッカー(艶無黒)、グリップ/オイルフィニッシュ
発射機構:瞬間開放

制作者:広瀬友之(群馬県)