Tommy's Steckin(2005年製)

2005.11.12に開催された2005全日本BLK化計画に出品されたTommy's Steckinモデル。
僅かな写真から再現するのにはかなり苦労した模様だが、ややデフォルメされた事が素材と
デザインの絶妙な調和を生み出している。


機関部にはキュロハウスの後端瞬間開放を採用し、銃身の短かさをカバーしている。


ホールドグルーブは銃身の先端に溝を彫るように設計。装填時にも輪ゴムが全く目立たない。


ホールドフックはハンマーに埋め込まれたステンレスピン。トリガーを引くと装弾の力で激鉄が倒れる。


全工程で一番時間を要したのは塗装。東邦化研工業のエンジンウレタンをサーフェース・本塗
りに使用。準生地完成後にサーフェーサーとして本剤2・硬化剤1・希釈4の割で配合したものを
浸透塗装。3度目の塗装後耐水ペーパ#1000で面研磨。4度目の後に#1500、コンパウンドで仕上。


日本ゴム銃射撃協会を代表して当日の審査委員長(タニオ・コバこと小林太三さん)に参加記
念として進呈したのはこのモデル。かなりお喜び頂けたご様子。

【全日本BLK化計画】 モデルガンとして発売されていない銃の発火モデルを作って持ち寄るイベント。


名称/型式:Tommy's Steckin
全長:225mm  銃身長:222mm  全幅34mm  全高143mm
装弾数:1発 適合装弾:#16
素材:アガチス、ステンレス丸棒(ホールドフック及び稼動部支持)
塗装:本体はウレタンクリアー、グリップはオイルフィニッシュ
発射機構:瞬間開放
制作者:広瀬友之(群馬県)   所有者:小林太三