east-001(仮称)2010年製

福岡在住の弱冠二十歳のゴム銃作家のデビュー作は・・・構想三年。


いきなり折りたたみ銃身を持つ回転翼式の連発銃だった。アルサー社の
ジュピターポケットORITATAMIの機構を採用。


反転して姿を現す銃身により、53mm全長と銃身長が伸びる。


全長を有効に活用する為にフレームの最後端に設けられた回転翼は、長めのシアで制御される。


可動部品やトリガーガードなどは、節や木目がないMDFパネルを使用。なんと電動工具は使っていないという。


丁寧に成形されたグリップは、その後巧みに木目調の塗装が施された。


0.5mmのアルミ版を折り曲げてつくったマガジン。ちゃんと予備弾が収納できる。


アガチスとバルサの3枚合わせの銃身の中のバルサ材に明けた穴にバラストとして鉛が流し込まれている。


フレームはシナベニヤ。材料選びに苦心の跡が感じられる。


精密な図面に基づいて各部が仕上げられている。


一旦完成した後に大幅に改良された機関部。


トリガー回りにベレッタM92Fを意識したというが、全体に近未来的な印象のモデルに仕上がっている。

名称:east-001(仮称)
全長:全長218mm(271mm) 銃身長:173mm(227mm)。( )内は長銃身時の数値。
  全高:138mm 全幅:34mm 重量:230g
適合装弾:#16
発射方式:回転翼式
素材:シナベニヤ、バルサ、アガチス、ヒノキ、MDFパネル。アルミ版,スプリング、真鍮棒。鉛。

製作者:東 朗(福岡県)